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標準スクリーン規格一覧

スクリーン素材

テトロン(ポリエステル製)

ポリエステル(テトロン)はスクリーンの伸びが比較的少ない為、スクリーン製版のテンションを高く設定できますので、印刷時の誤差が生じにいのが特徴です。
精度が求められる印刷に適した扱いやすい一番ポピュラーなスクリーン素材です。

品番(メッシュ数) 線径(mm) 紗厚 (mm) オープニング(%) 透過量(cm3/m3)
T-60 0.145 0.215 43 93
T-70 0.071 0.115 65 74
T-80 0.071 0.115 60 69
T-100 0.054 0.080 62 50
T-100 0.071 0.115 52 60
T-120 0.048 0.072 60 43
T-135 0.054 0.080 51 41
T-150 0.048 0.074 51 38
T-180 0.048 0.073 44 32
T-200 0.045 0.068 42 28
T-225 0.048 0.072 33 24
T-250 0.040 0.058 37 21
T-270 0.034 0.051 41 21
T-300 0.030 0.051 36 18
T-330 0.030 0.044 37 16
T-350 0.030 0.046 34 15
T-380 0.030 0.046 30 14
T-420 0.026 0.041 32 13

注1)メッシュ数とは1インチ(約25.4mm)あたりの繊維の本数です。一般的にインキ厚が多く必要な場合は小さいメッシュ数のスクリーンを、細かいデザインの場合は大きいメッシュ数のスクリーンを選定します。
注2)紗厚とはスクリーンの厚さです 。
注3)オープニングとはスクリーンの糸以外の部分(スクリーン単位面積中の空間面積)の割合を指しています。
注 4) 透過量が大きいほど版に充填される(スキージで押し出される)インキの量が多くなります。

ナイロン(66-ナイロン製)

ナイロンは材料自身の伸びが大きく、インクの透過性が良いのが特徴です。取扱いがしやすい為、銘版等の印刷に向いているスクリーン製版です。プラスチックの成型品や金属の板金(シャーシ)などに直接印刷する場合等に使用されています。

品番(メッシュ数) 線径(mm) 紗厚 (mm) オープニング(%) 透過量(cm3/m3)
NY-200 0.050 0.080 37 29
NY-270 0.039 0.062 34 21
NY-300 0.039 0.062 29 18

注1)メッシュ数とは1インチ(約25.4mm)あたりの繊維の本数です。一般的にインキ厚が多く必要な場合は小さいメッシュ数のスクリーンを、細かいデザインの場合は大きいメッシュ数のスクリーンを選定します。
注2)紗厚とはスクリーンの厚さです。
注3)オープニングとはスクリーンの糸以外の部分(スクリーン単位面積中の空間面積)の割合を指しています。
注4) 透過量が大きいほど版に充填される(スキージで押し出される)インキの量が多くなります。

ステンレス(SUS304等)

SUS304等の糸を織ったスクリーンです。高強度・低伸度で、テトロンよりも細い糸でスクリーンを形成できます。
糸が細いと高メッシュ化またはオープニングを広く取ることができますので、微細なパターンの高精度(かつ薄膜)印刷や、低メッシュでインキ厚さの大きい印刷が可能となります。
また、材料自身の強度が優れている事から耐刷性・耐久性に優れたスクリーン製版です。ただし金属素材なので、不用意に外部からの負荷がかかると変形したまま戻らなくなってしまいますので取り扱いには要注意です。
スクリーンの縦糸と横糸の織り方を工夫して、より厚膜印刷できる様になった特殊スクリーンもございます。

品番(メッシュ数) 線径(mm) 紗厚 (mm) オープニング(%)
ST-60 0.120 0.240 50
ST-80 0.100 0.200 47
ST-80 0.050 0.100 71
ST-100 0.100 0.210 36
ST-120 0.080 0.170 38
ST-150 0.066 0.0132 37
ST-165 0.050 0.100 46
ST-165 0.045 0.090 50
ST-180 0.045 0.090 46
ST-200 0.040 0.080 47
ST-230 0.035 0.070 46
ST-230 0.028 0.056 56
ST-250 0.030 0.060 50
ST-250 0.028 0.056 53
ST-300 0.030 0.060 42
ST-325 0.028 0.056 41
ST-350 0.025 0.050 43
ST-400 0.025 0.050 37
ST-400 0.023 0.046 41
ST-400 0.020 0.040 47

注1)メッシュ数とは1インチ(約25.4mm)あたりの繊維の本数です。一般的にインキ厚が多く必要な場合は小さいメッシュ数のスクリーンを、細かいデザインの場合は大きいメッシュ数のスクリーンを選定します。
注2)紗厚とはスクリーンの厚さです 注3)オープニングとはスクリーンの糸以外の部分(スクリーン単位面積中の空間面積)の割合を指しています。

Vスクリーン(ポリアリレート製)

Vスクリーンは火星探査機の着陸用エアバックにも使用された高強度の繊維を、印刷に適合させるよう改良を加えたもので、強度が高く、伸びが少なく、耐久性に優れたスクリーン素材です。 テトロンスクリーンとステンレススクリーンの両方の長所を持ち、精度の高い印刷に使用されるスクリーン素材です。
Vスクリーンは高強度である事から、テトロンなどの従来の素材よりも細い繊維を使用しても耐久性を維持できます。よってメッシュの隙間(オープニング)を大きくする事も出来ます。耐刷性にも大変優れたスクリーン製版です。
ステンレススクリーンのコストや取り扱い性等を改善したのがVスクリーンと言えますので、是非とも一度お試し下さい。

品番(メッシュ数) 線径(mm) 紗厚 (mm) オープニング(%) 透過量(cm3/m3)
V-50 0.100 0.188 65 121
V-100 0.070 0.199 52 62
V-160 0.045 0.074 51 38
V-220 0.036 0.061 47 29
V-250 0.030 0.052 50 26
V-280 0.030 0.052 45 23
V-300 0.030 0.055 42 23
V-330 0.023 0.043 49 21
V-380 0.023 0.043 43 19

注1)メッシュ数とは1インチ(約25.4mm)あたりの繊維の本数です。一般的にインキ厚が多く必要な場合は小さいメッシュ数のスクリーンを、細かいデザインの場合は大きいメッシュ数のスクリーンを選定します。
注2)紗厚とはスクリーンの厚さです。
注3)オープニングとはスクリーンの糸以外の部分(スクリーン単位面積中の空間面積)の割合を指しています。
注4) 透過量が大きいほど版に充填される(スキージで押し出される)インキの量が多くなります。

メタルマスク版

プリント基板実装用、タッチパネル製造等に使用されるドット印刷用メタルマスク版には仕様(板厚、要求精度、穴径、印刷条件等)に応じて工法を選定して製造します。 板を加工した後、スクリーンに接着します。

YAGレーザ加工

主にステンレス板材を使用し、YAGレーザにて穴加工いたします。0.1mm以上の開口サイズの加工に向いています。穴部断面が比較的ストレートなのでインキの通りが良好です。最低板厚は0。03mmです。

エッチング加工

ステンレス等の板材をフォトエッチングにより加工いたします。穴部の断面にサイドエッジが生じるため、断面形状がストレートになりにくくなっています。最小穴径は板厚の120%程度です。

アディティブ

穴以外の部分にNiをメッキにて積層していく方法です。微細な穴加工に向いています。最低板厚は約0.03mmです。

製造方法 加工方法 特徴 材料 加工上の制約
YAGレーザ加工 YAGレーザ
  • 0.1mm以上の開口サイズの加工
  • ストレートな断面形状
主にステンレス板材 最低板厚:0.03mm
エッチング加工 フォトエッチング
  • 断面形状のストレートになりにくい
ステンレス等の板材 最小穴径:板厚の120%程度
アディティブ Niメッキ積層
  • 微細な加工がしやすい
最低板厚:0.03mm

 

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